鍵でプライバシーを守る

昔付き合っていた人がストーカー化するケースがあります。
最近あった女子高生殺人事件もそのケースでした。
別れたあとも未練が残り、つきまとったり、リベンジポルノなどといったいやがらせをしてくることがあるのです。

元交際相手というだけあって住んでいる家も連絡先も、学校や勤務先だってわかっています。
それ以外の人には言えないプライベートなことも知っているのです。

もしかしたら合鍵を持っているケースもあります。
別れる時は合鍵は必ず返してもらうようにして下さい。どんなふうに悪用されるかわかりません。

もし合鍵を返してもらえなかったら鍵を交換しておくのがいいでしょう。
しかし、鍵を交換しても付きまとわれるケースがあります。
筆者が知っているのは女性側がストーカーになったケースです。
合鍵を使って部屋に入られることがあったから鍵を交換したそうです。ところがある日その男性が家で過ごしていたら鍵がドアが開いたそうです。鍵をかけていなかったのです。
しかし、ドアチェーンはかかっていました。
それでも、その女性はなんとドアチェーンを切断して部屋に入ってきそうになったそうです。

ストーカーは何をするかわからないところに怖さがあります。もし被害にあったら必ず被害の証拠を残しておくようにしましょう。

一人暮らしをしている女性はストーカーに狙われないようにするための行動習慣を身につけるようにしましょう。

行きつけの場所を作ってしまうと行動が特定されやすく、ストーカーに狙われやすいです。
毎日同じコンビニに行っていたり、週に一度決まった店に顔を出していたり・・・。
このような決まった行動があると行動を特定されやすくなってしまうのです。
いつもこの時間にここに来る、ということが知られるとつけまわされてしまいます。

また、帰宅時間を知られないようにしましょう。
仕事や学校に行っているといつも同じ時間に帰宅することが多いです。
するとその時間帯に待ちぶせされてしまう可能性があります。
マンションに入っていってその後明かりがついた部屋が住んでいる部屋だということも知られてしまいます。そうなるとどんな嫌がらせを受けるかわかりません。

明かりが外に漏れないようにする遮光カーテンを使うのもひとつの手ですね。

公共料金の自動引落にも要注意です。
毎月ポストに公共料金の引き落としの払込票が入っています。これには個人情報がたくさん書かれています。これをもし見られてしまったらとても危ないです。
必ず自動引落にするようにしてください。

一人暮らしをしていてもしストーカーに狙われてしまったら・・・。
そんなことがあるわけないと思いながらももしもと想像すると怖くなってきますよね。
ストーカー被害への対策について紹介します。

アパートやマンションで一人暮らしをしているのであれば戸締まりには日頃から十分注意するようにしてください。
できることならドアや窓には元からついていた鍵だけではなく新しく鍵を取り付けるようにして下さい。
それから、ドアにドアスコープがついていなかった場合にはドアスコープをつけるようにしましょう。簡単に外れるようなものではなく、防犯ドアスコープをつけるようにするのがおすすめです。

宅急便が来た時は必ずドアスコープで確認してから開けるようにするのを習慣にして下さい。
ドアを開けるときは周囲に気をつけて開けます。ドアを開けたくない人はドアガードを外さずにあけて、隙間から荷物の受け取りをするか、ドアの外においてもらうなどしてもいいと思います。

それから、もし不審者にあってしまったときには勇気をだして大きな声を出すようにして下さい。
この時「キャー」という悲鳴だけだと助けてもらえない可能性があります。
必ず「助けて！」や「警察呼んで！」など確実に助けてもらえるように叫ぶようにして下さい。

マンションの住人にストーカーめいたことをされるケースもあります。安心せず、日頃から注意するようにしてください。

防犯の観点に則した家探しについてアドバイスしたいと思います。
特にこれから一人暮らしをはじめようとしている若い女性などは物件選びを慎重に行うことをおすすめします。

一人暮らしをしているひとがストーカーの被害にあったりするととても危険です。
特に仕事をしているOLや学生は生活のリズムを知られやすいのでストーカーの被害にも遭いやすいと言われています。
一人暮らしは楽しいものですが、自分の身は自分で守らなくてはなりません。
防犯の知識を身につけて安全に暮らせる家を探して下さい。

まず、その家に侵入できる経路があるかないかをチェックするといいでしょう。
オートロックだから安心と思わず、必ずチェックするようにして下さい。
オートロック付きでもどこかから侵入できてしまう可能性があります。
また、ベランダや窓に注意してください。
特にマンションの高層階は注意が必要です。死角ができていて侵入を許してしまう可能性があります。

おすすめはモニター付きのインターフォンや宅配ロッカーのあるマンションです。
来客をモニター越しに確認することができますし、録画機能のついているものなら不在時にあった来客まで確認することが可能です。
宅配ロッカーがあれば玄関をあけて荷物を受け取ることをしなくてよくなります。
業者とは言え、知らない人に家の中を見られたくないという人にはおすすめです。